2026年1月、いよいよ中学受験のシーズンが始まりました──
試験を受ければ、合格・不合格という結果が出るわけですが、中学受験では、合格発表の時点で不合格でも、後日「繰り上げ合格(追加合格)」になるケースが少なくありません。
漫画『二月の勝者』では、「追加合格ドミノ倒し」と表現されていましたが、高校受験や大学受験と比べても、中学受験は繰り上げ合格が起こりやすい入試だと思います。
実際、子どもが通っていた塾でも、約2割が追加合格したと聞いています。

今回は、実際の実例をベースにして、「補欠欠合格」と「繰り上げ合格」の違いや、実際に電話がかかってくるタイミングなどについてまとめてみました。
「繰り上げ合格」と「補欠合格」の違いについて
まず整理しておきたいのが、“補欠合格”と“繰り上げ合格”は同じ意味ではないという点です。
本ブログでは、以下のように定義します。
- 補欠合格
-
辞退者が出た場合に合格となる可能性がある候補者のことを指します。
合格発表の時点では、合格が確定しておらず、「補欠」「補欠合格」などと明記されます。 - 繰り上げ合格
-
予想以上に欠員が発生したことにより、学校から正式な合格として通知される状態を指します。この場合、合格発表時点では不合格とされており、後日あらためて合格の連絡が入ります。
つまり、「補欠合格」は合格発表の時点でその旨が示されるのに対し、「繰り上げ合格」は発表時点では不合格で、その後に合格へ切り替わるという違いがあります。
なお、これらの呼び方や運用方法は、学校や地域によって異なります。
ここで示した定義は、本ブログ内で説明を分かりやすくするためのものである点をご理解ください。
合格連絡がくるタイミングについて
本番となる2月入試では、多くの受験者が併願校していることもあり、合格後に進学先を変更する家庭が一定数出てきます。
その結果、入学辞退による欠員が生じ、追加で合格者が出ることになります。
ここでは、補欠合格と繰り上げ合格それぞれについて、「どのタイミングで学校から連絡が来ることが多いのか?」を整理してみました。
「補欠合格」の連絡がくるタイミングについて
「補欠合格」の連絡がくるタイミングについて、私立中学校と都立(公立)中高一貫校に分けて整理します。
私立における「補欠合格」の流れ
補欠合格(合格発表の時点で「補欠合格」と明記されている場合)は、入学金の納付期限が過ぎた直後に連絡が来ることが多いです。
たとえば、入学金の納付期限が「2月3日15時まで」の場合、その翌日である2月4日に連絡が入るケースが多いです。
また、都立中高一貫校の合格発表がおこなわれた後、第一志望校への進学が確定する家庭が増えるため、その翌日から翌々日にかけて、私立中学校の補欠合格が動く可能性も高くなります。
2026年度の場合、都立中高一貫校の合格発表日は2月9日(月)の予定となっているため、私立中学校の補欠合格については、2月10日〜11日頃にかけて連絡が入るケースが想定されます。
※東京都以外の公立中高一貫校の場合、2月10日(火)が、合格発表日となっている県もあります
都立中高一貫校における補欠合格の流れ
都立中高一貫校の場合、補欠合格者であれば、発表当日の午後に「繰上げ合格候補者通知書」と記載された書類が、配達指定郵便で届くと思います。
なお、届く書類には“繰り上げ合格”と書かれていますが、このブログでは「補欠合格」として扱います。
この通知書には繰り上げ順位が記載されており、原則として、その順位に沿って順番に連絡が入ることになります。
入学手続きの期限は、例年、2月10日15時頃までとされているため、補欠合格者への繰り上げ合格の連絡は、当日の15時30分以降に入ります。
繰り上げがどこまで回るかは学校や年度によって異なりますが、塾講師をしている知人から聞いた話では、繰り上げ順位が5番以内であれば、連絡が入る可能性が高いとのことでした。
また、都立中高一貫校の場合、偏差値が高い学校ほど進学辞退が出やすいです。
“小石川”や“武蔵”といった最難関校では、年度によっては毎年10人以上の辞退者が出ているよ。
「繰り上げ合格」の連絡がくるタイミングについて
繰り上げ合格(合格発表の時点では「不合格」とされている場合)の連絡がくるタイミングは、概ね2月13日以降になることが多いようです。
これは、次のような流れが背景にあります。
- 都立(公立)中高一貫校の合格者が、私立中高一貫校を辞退する
- その私立の補欠合格者は、すでに別の私立校へ入学金を納付してしまったため入学しない
- その私立中学校で欠員が発生する
- そこで初めて「繰り上げ合格」の連絡が入る
このように、複数の過程が一段落したあとに動き出すため、繰り上げ合格の連絡はどうしても時期が遅くなります。
一概には言えませんが、2月15日を経過して連絡がない場合は、縁がなかったと考えていいと思います。
なお、都立中高校一貫校の場合は、「補欠合格」になっていない状態で、連絡がきたというのは自分の知る限りは知りません。
「繰り上げ合格」の場合の返答期限について
学校によって差はあると思いますが、繰り上げ合格の連絡を受けた場合、当日もしくは、翌日の午前中までに進学の意思を伝える必要があるケースが多いです。
さらに、入学する意思を示した場合は、連絡を受けた翌日の15時までに入学金を納付しなければならないことが多くなっています。
連絡が第一志望校であれば迷うことは少ないと思いますが、第二志望以降にあたる学校だった場合、判断に迷う家庭も少なくないと思います。
ただし、繰り上げ合格は返答までの猶予がほとんどないのが実情です。
そのため、あらかじめ「この学校から連絡が来たらどうするか」という方針を、家庭内で共有しておいてもいいかもしれません。











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