
算数の文章問題って読むだけで疲れちゃうんだよな~。
都立中高一貫校の入試で出される算数の問題は、非常に長いです。
中には、2ページにおよぶ問題文を読み解かないといけない年もあるほどです。
そのような文章量の多い問題にもしっかり対応できる力を養うのにぴったりなのが、SAPIX監修の『きらめき算数脳』シリーズです。
このシリーズは、長文問題を読み解きながら図や表を使って考える訓練ができ、別冊で丁寧な解説もついているため、自宅学習にぴったりです。



Amazonでは中身の一部が立ち読みできます!


対象:小学2年生~
- 算数の文章問題や国語の読解が苦手
- 問題文が長いと諦めてしまう
- 中学受験の基礎固めをしたい
難易度・目的


算数の文章問題攻略のカギは「条件整理」



都立中高一貫校の問題はとにかく文章が長いです。
そのため、計算力以上に求められるのは、図式化・条件整理・試行錯誤する力だと思います。
算数の文章問題を解くためには、
- 文中の前提条件を正しく読み取る力
- 図や表を使って情報を整理する力
- 試行錯誤を繰り返す粘り強さ
- 手順や考え方を余白にメモする習慣
などが求められます。
『きらめき算数脳』では、こうした力を段階的に伸ばせるよう設計されています。
たとえば、問1で考え方のヒントを与え、問2で例外を考えるなど、思考を自然にステップアップできる構成が特徴です。


『きらめき算数脳』を使うときの3つの注意点
幼児〜小学生向けの教材を販売していた経験から、『きらめき算数脳』の取り組み方のポイントをお伝えします。
時間制限は設けない
計算問題のように速く解くことが目的ではないので、時間制限は設けない方がいいと思います。
場合によっては、1問に1時間かかってもOK。
それだけ集中して考えた時間には、価値があります。
一気にやらない
一気にやると子どもは飽きます。
計算問題が終わったらやろうか?ぐらいのご褒美感覚で、1日に1問で充分です。
実際の入試でも論理問題の文章題しか出題されないといったことはないと思いますので、バランス良く取り組みましょう。
できなかった問題は再チャレンジ!
できなかった問題(間違えた問題)は、子どもに答えを教えないで、後日、再チャレンジしましょう。



これはとても大事なポイントです!
正解した問題のみ、解答をみながら考え方を一緒に振り返ってみるとより理解が深まります。
なお、『きらめき算数脳』は色鉛筆で塗ったり、線を引いたりと書き込みながら解く問題が多いので、B4対応のコピー機を使って問題をコピーするのがおすすめです。





問題集をコピーして使うことで、終わった教材はAmazonやメルカリで中古販売することも可能です(1,742円で販売できました)。


シリーズ展開と選び方
なお、『きらめき算数脳』シリーズには、以下のラインナップがあります
- きらめき算数脳 入学準備~小学1年生 ずけい・いち
- きらめき算数脳 入学準備~小学1年生 かず・りょう
- きらめき算数脳 小学1・2年生
- きらめき算数脳 小学2・3年生
- きらめき算数脳 小学3・4年生
- きらめき算数脳 小学4・5年生
まずは「小学2・3年生」から始めて、お子さんの様子を見ながら次のステップを選ぶのがいいと思います。



なお、「小学3・4年生」からは、掛け算・割り算の概念が出てきますので、お子さんの習熟度に合わせて選んでください。
うちの子は、このシリーズを通じて、図式化の力が身につき、論理問題に対する苦手意識がなくなりました。
算数の文章問題に苦手意識のあるお子さんには、ぜひ一度手に取ってみてほしい問題集です。

