
小中学生のうちは、絶対に“リビング学習”がオススメですよ。
これは、わたしが以前一緒に仕事をした東大や京大などの国立大学出身者たちが、口を揃えて言っていたことです。
その影響もあり、わが家では子どもが中学生になった今も、リビング学習を続けています。
そして、実際にリビング学習を続けてきた中で、いくつか気づいたことがあったので、その実体験をもとに、「リビング学習のメリット・デメリット」を整理してみました。



なお、わが家が中学受験を乗り越えられたのは、この“リビング学習”の効果が大きかったと思っています。
リビング学習とは?
リビング学習とは、子どもが自分の部屋ではなく、リビングやダイニングといった家族の共有スペースで学習するスタイルのことを指します。
静かな子ども部屋と違って、ほどよい緊張感と親の目の届く安心感の中で勉強できると、注目されている学習方法です。



リビング学習をやってみて感じた“メリット”と“デメリット”をまとめました。


勉強の習慣化がしやすい
子どもが一人で勉強する習慣を身につけるのは、実際にはとても難しいことです。
しかし、リビングは家族の生活の中心であり、自然と生活リズムに組み込みやすい場所でもあります。
そのため、毎日決まった時間にリビングで勉強するようにすると、無理なく「勉強するのが当たり前」という感覚が身につきやすくなります。



わが家では、まずは毎朝30分をリビングで勉強することからスタートしました。
タブレットやPCが活用しやすい
リビングには、家族共用のパソコンやタブレットが置いてある家庭も多いと思います。
最近では、小学校でもプログラミングやICT教育が必修化され、家庭でのデジタル学習も重要になってきました。



わが家の子どもが通っている中学校では、“オンライン学習日”があるので、自宅のWi-Fi設置は、ほぼマストになっています!
ただし、インターネットには危険も潜んでいます。
ゲームでの課金トラブルや、不適切なサイトへのアクセスなど、使い方を誤ると大きな問題につながりかねません。
そのため、リビングのように親の目が届く場所で使わせることが大切だと思います。



あと、リビングに家族が集まるので光熱費が助かっているわ。
リビングが学習道具であふれる
リビング学習のデメリットは、勉強道具をある程度リビングに常備しなければならない点です。
わが家でも、参考書や筆記用具、タブレットなどがリビングの一角を占領しており、正直なところ、決して“すっきり”とした空間とは言えません。
もちろん、参考書などを別室に保管することもできますが、
「わざわざ取りに行くのが面倒=勉強が始められない」という悪循環に陥る可能性もあります。
なお、大型家具は、Amazonや楽天などのネットショップではトラブル(破損)も多いので、ディノスなどの通販専門ショップなどから購入する事をオススメします。
リビング学習の効果を最大限に引き出すには?
実際にやってみて感じたのは、「リビングで学ばせたからといって、勉強が好きになるわけではない!」ということです。
「東大生の多くがリビング学習だった!」といった記事を目にすることがありますが、そもそも東大に進むような子どもたちは、好奇心が強く、自ら学びに向かう資質を持っていることが多ような気が──。
一方、わが家の子どもの興味は“ゲーム”。当然ながら、リビングにはゲームもあるので、



60分間何となく勉強したから、ゲームするぞっ!
といった流れも発生していました。
そのため、リビング学習を成功させる鍵は、“親も一緒に勉強すること”だと思います。
たとえば、わが家では小学4年生まで、わたしも一緒に問題を解き、お互いの答案を交換して丸付けし合っていました。
5年生からは、中学受験をするために塾に通い始めたので、わたしはプリント類の整理といった裏方にまわりましたが、“孤独にしない”ことは学習の継続においてとても重要だと思いました。
ちなみに、かかにゃんは、勉強がかなり苦手(嫌い)なので、



(子どもの好物を)料理している間にあなたは勉強ね。
といった“作業をする時間を共有すること”で、子どもの勉強時間を作っていました。
まとめ
リビング学習をさせたからといって、子どもが積極的に勉強するようにはならないかもしれません──。
ただ、子どもにすべてを任せるのではなく、家族全体で“学ぶ空気”をつくることが、リビング学習を成功させる方法の一つなのかもしれません。
なお、リビング学習ではダイニングテーブルを使う機会も多いと思いますが、その際には姿勢が悪くなりやすいため、角度のついたライティングボードの使用をおすすめします。





ライティングボードなどに関してまとめた記事がこちら。

