仕事で東大や京大卒の人と一緒に仕事をする機会が何度かありましたが、彼ら(彼女ら)に共通していたのは 尋常ではない集中力でした。
そこで、「どうしたらそんなに集中力が持続するのか?」と尋ねたところ、

単純なものでいいから、論理的なロジックを組み立てる訓練をすること
だと教えてくれました。
そのため、当時小学2年生だった子供に、東大卒の人に教えてもらった学習法を試してみると、驚くほどの効果がありました。
今回は、その方法を紹介したいと思います。
【実践済】小学生の集中力を高める学習法3つ
中学受験の塾講師だった東大生の人に教えてもらい、実際に効果があった集中力を高める学習法3つを紹介します。
集中力を高める学習法「迷路」
迷路は、非常にシンプルで親しみやすい遊びですが、思考力や集中力を鍛えるのにぴったりです。
幸いにも、うちの子どもは迷路が好きになったので、



学校の宿題が終わったらやっていいよ。
というご褒美扱いになっていました。
難易度が高くなってくると、直感的に解くことができない問題も多くなってくるので、逆算して考えたり、論理的な推測と判断が必要になってきます。
なお、オススメの問題集は学研の「6歳ハイレベルめいろ」で、後半は大人もてこずる難易度ですが、子供でも充分にクリアできる問題のバランスが素晴しいと思います。
集中力を高める学習法「数独パズル」
数独パズル(ナンプレ)は、 数字を使った論理パズル で、論理的な推理力を鍛えるのに最適な学習法だと思います。
数独パズルでは、1~9の数字を一定のルールに従って配置しなければなりません。
例えば、下記のような問題です。


- 図のマスに1~4までの数字を1つずつ入れます
- どの列(たて、よことも)にも1~4の数字が1つずつ入ります
- ブロックの中の数字は、太線でかこまらたブロックに入る数の和(たしたもの)になります
この問題だと、左側にある9を作るには、4+3+2を作る必要がある為に、左下には必ず1が入ることがわかります。
そして、4を作るには、3+1の組み合わせしかないので、必ず下記のようになります。


このように、筋道を立てながら考える力を養うことができます。
また、計算自体は単純なので、取り組みやすい(集中しやすい)のも魅力の1つです。
特にオススメの教材は、宮本 哲也さんの賢くなるパズルシリーズです。
集中力を高める学習法「論理パズル」
論理パズルは、文章を読んで情報を整理し、筋道を立てて考える力を養うことができる学習法です。
例えば、次のような問題があります。
Aさん、Bさん、Cさんのうち、1人だけがウソをついています。
次の発言をもとに、誰がウソをついているかを考えてください。
・Aさん:「Bさんがウソをついているよ」
・Bさん:「Cさんがウソをついているよ」
・Cさん:「僕はウソをついていないよ」
この問題を解くには、Cさんが本当のことを言っている場合と、ウソをついている場合の両方を検討し、矛盾が生じないか確認することがポイントです。
論理パズルを解く際には情報を整理し、可能性を一つずつ検証する訓練が求められるため、文章読解力や推理力の向上にもつながります。
こちらもオススメの教材は、宮本 哲也さんの賢くなるパズルシリーズです。





論理パズルに取り組んで、算数の文章問題に強くなりました。
まとめ
これらの学習法に取り組んだことで、子どもの集中力は飛躍的にアップしました。
なお、これらの問題集をするにあたって注意点が3つあります。
- 一気に解くのではなく、1日1問もしくは2問にして学習を習慣化すること
- 解き方はなるべく教えないこと
- 手が空いた時などは親も一緒に問題を解き、ゲーム感覚でやること
です。
特に、小学5年生以降の算数の伸びは、論理的に考える力とそれを持続して組み立てていく集中力が大きく関わるのではないかと思います。
ぜひ、楽しみながら取り組んでみてください!