子どもの中学受験を決めたのは、小学5年生の春でした。
そこから塾選びを開始し、説明会や個別面談、体験授業などに参加した結果、最終的にena(エナ)に通うことを決めたわけですが、その時のことを記事にしました。
なお、この小学5年生の春時点では、恥ずかしながら「都立=学費が安い」、「私立=学費が高い」ぐらいの認識しかありませんでした。
中学受験の塾選びで実際に比較した4つの塾
説明会や面談、体験授業に参加した塾は以下の4つでした。
- ena(エナ)
- 早稲田アカデミー(わせだアカデミー)
- 栄光ゼミナール(えいこうゼミナール)
- 森塾(もりじゅく)
これらの塾は、すべて自宅から自転車で通える範囲にあったため、候補に挙げました。
本命は、早稲田アカデミーだったので、説明会に参加して講師の方に質問をしました。

子どもの習い事と重なった日の授業は、映像授業で復習できますか?
しかし、その質問に対して講師の方が怪訝な表情を浮かべたのが印象的でした(今思うと中学受験を理解していなかったのだと反省しています)。
最終的に4つの塾で説明会や面談、体験授業などをした結果、「ena(エナ)」を選びました。
塾選びで重視したポイント
自分が塾を選ぶうえで重視したのは、授業の終了時間でした。
ena | 早稲田アカデミー | 栄光ゼミナール | |
---|---|---|---|
授業時間 | 16:50~19:20 | 17:00~20:30 (授業後に質問の受け付など) | 17:10~20:10(週2) 17:00~21:20(週1) |
都立専門コース | あり | なし | あり |
宿題量 | 普通 | 多い | 普通 |
映像授業 | あり | あり | なし |
※各教室によって時間・コースなど差異があります
電車で通える範囲内にある塾も調べたところ、早稲田アカデミー(四谷大塚含む)、栄光ゼミナール、日能研、SAPIXなどの4大塾では、授業が終わる時間はすべて20時過ぎ・・・。
なお、早稲田アカデミーでは、授業後に質問や復習などをする為、21時過ぎになるとも言われました。



中学受験ハードすぎるな・・・。
小学生のうちは、22時までには子どもを寝床に入れたかったので、20時までに自宅に帰ってこれて、中学受験を指導できる塾で考えると、ena一択となりました。
ena(エナ)に2年間通った感想と評価
ena(エナ)に、2年間通わせて良かった点、悪かった点をまとめます。
enaに通って良かった点(メリット)
enaに通わせて、一番良かったと思うのは、子どもが勉強の仕方(取り組み方)を覚えたことです。
校舎によって差はあるかもしれませんが、enaではノートの取り方や復習の仕方など、勉強への取り組み方を教えてくれます。
つまり、正しい勉強方法を小学生の時点で学べたのは、非常に大きかったと思います(自分は大学受験の時に学びました)。
また、映像授業の内容が分かりやすく、自宅で復習や予習がしやすかったのも大きなメリットでした。
enaの気になった点(デメリット)
一方で、気になった点(デメリット)です。
enaは入塾時の学力テストがないため、誰でも入塾できるという特徴があります。
そのため、



この子は何の目的で通っているのだろう?
家庭がよほど裕福なのだろうか?
と感じる生徒が一定数いるのも事実でした。
また、当初は一部の授業ではクラス分けされていましたが、先生の人数が不足したこともあってか途中で学力によるクラス分けがなくなり、授業の速度が鈍化しました。
そのため、コロナやインフルエンザ対策も兼ねて、「この授業は自宅で受けたほうが効率が良い」と子どもが判断した場合は、enaの映像授業を活用して自宅で学習するようにしました。
まとめ|中学受験の塾選びで後悔しないために
塾選びは、子どもの性格や学習習慣、家庭の方針によって最適な選択が変わると思います。
我が家の場合、学習の基礎を身につけることを重視し、無理なく続けられる環境を優先した結果、enaを選びました。
しかし、学力の高い子どもがより上を目指す場合や、偏差値の高い私立中学を志望する場合は、早稲田アカデミーや四谷大塚、SAPIXなどを検討するのが良いと思います。



子どもが通っていたenaでも準御三家に受かった子はいましたが、GMARCH以上を目指すのであれば、enaのテキストだけでは難しいかもしれません・・・。
また、自分で学習できる要領のいい子どもであれば、オンライン塾で学ぶのも1つの方法だと思います。