
まだ見てるの?早く学校行きなさい!
──これは、我が家の朝の風景でよく聞かれる言葉です。
以前、「子どもが中学生までに身につけて良かったと思える5つの習慣」という、少し偉そうな記事を書いたのですが、今回はその逆です。



あぁ、これは失敗だったな…
できることなら時を戻したい…
そんなふうに思っている、子どもに身についてしまった“悪い習慣”について書いてみました。
YouTubeを早くから見せてしまった(3歳〜)
子どもにYouTubeを見せ始めたのは3歳の頃・・・。
当時の私は、仕事と並行して資格取得の勉強をしていて、仕事が休みの日は、図書館や資格スクールに通い、夜は自宅で机に向かう──そんな日々を送っていました。
そして、その時の悩みは、自宅で勉強していると子どもが「遊ぼう!」と甘えてくることでした。
そのため、つい手が伸びてしまったのがYouTubeです。



「ちょっとだけだから」と子どもに見せてしまったのが、すべての始まりでした・・・。
その結果、「私が勉強する=子どもはYouTubeを見る」という習慣が、いつの間にか当たり前になってしまいました。
YouTubeの視聴がもたらした悪影響
YouTubeを視聴する習慣が付いたことによって、悪い影響をもたらしたと思うことが2つあります。
「我慢して見続ける」ということができない
YouTubeでは、興味のない場面をスキップするのが当たり前です。
そのため、映画やドラマを見ても途中で早送りしたり、飽きたらすぐに別の動画に切り替えてしまいます。





家族で録画番組や映画を見ていても、“早送り”や“スキップ”をしてしまうことがあり、一緒にテレビを見るとイライラします。
会話のテンポや間(ま)の感覚がおかしい
YouTubeの多くの動画はテンポが非常に早く、間(ま)を詰めた編集がされています。
その影響なのか、小さい頃は、一方的な会話になることも見受けられました。


もちろん、YouTubeには教育的な動画もたくさんありますし、YouTube自体を否定するつもりはありません。
でも、やっぱり



見せるなら小学生に入ってからでも良かったのでは・・・
と後悔しています。
ゲームとの付き合いが早すぎた(5歳〜)
もともと我が家には、Wii Fit(ウィー・フィット)のゲーム機がありました。
これは雪国に住んでいた頃、冬場は外出できない日が多く、室内で運動不足を解消するために購入したものでした。



外で遊べない時は子どもと一緒に、リズム遊びやバランスゲームをやっていました。


子どもが年中になったある日、祖母が泊まりに来た時に事件が起きます──。
Wii Fitには色々なゲームがあることを知った子どもが、祖母と一緒におもちゃ屋に行き、ゲームソフトを買ってもらってしまった!のです。
しかも、お母さん(わたしの妻)を連れて行くと反対されることを理解していたので、あえて祖母のみを誘って出かけた経緯を聞き、



策士だな・・・
と思わず苦笑…。こうして、子どもはゲームの世界にハマってしまいました。
実は、ゲームに興味を持つようになったきっかけもYouTubeがキッカケ。
どうやらゲーム実況を見て、自分もやりたくなってしまったようでした。
あらためて、「情報のコントロールができない媒体の怖さ」を実感しました。
今、思うこと
YouTubeもゲームも、うまく付き合えば楽しいし、学びにもなる素晴らしいツールです。
でも、中毒性の強さゆえに「与えるタイミング」は本当に大切だと痛感しました。



もう少し子どもが成長して、自分でコントロールできる年齢になってからでもよかった──
そう思わずにはいられません。
これから子育てをする方、ちょうど同じような悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。