現在、うちの子どもは都立の中高一貫校に通っていますが、小学校時代と比べて大きく違うなと感じる点があります。
それは、「土曜日に家にいない」ことです。
中学生になってからは、毎週のように授業や部活動、また課外活動などがあり、土曜も制服を着て出かけていくのが当たり前になっています。
入学する前は、土日は休みだと思っていましたが、想像より学校関連の行事が多くて驚きました。

この記事を読むと、都立中高一貫校の様子がわかります。
ただ、同じ都立でも個人差はあるのでご参考までに・・・。
都立中高一貫校の授業(時間割)について
どの都立中高一貫校でも、一般的な公立中学校よりも授業時間数が多めに組まれている印象です。
平日の授業は、7時間目まである日もあり、終わるのは16時過ぎの時もあります(※)。
さらに、強豪の部活動に所属している場合は、その後に部活動もあります。
また、月に2回程度、土曜日にも授業があります。
なお、5~10月頃までの土曜授業の日は「学校公開日」として、小学校5、6年生を対象に授業の様子を見学することができる学校が多いです。



学校公開日の日程は、各学校のホームページなどで公開されています。
見学は基本的に“要予約”だと思うのでご注意ください。
なお、都立中高一貫校では、4年生大学に進学する生徒が大半のため、授業の進度が速いです。
そのため、5年生(高校2年生)までに高校の課程をほぼ終え、6年生(高校3年生)は大学受験対策に集中できるようになっています。
※1 文部科学省の「教師の働き方改革」通知をきっかけに補習などは減少傾向にあります
都立中高一貫校の部活動について
都立中高一貫校では、運動系の部活動はもちろんのこと、文化系の部活動でも熱心に活動している部では、土曜日も活動日となることが多いです。
ただし、最近では「教師の働き方改革」が進められており、補習の回数が減ってきたのと同様に、土日の部活動も減少傾向にあります。



教師の働き方改革については、保護者会でも説明がありました。
このような状況を受けて、外部から専門のコーチを招いて指導をおこなうなど、部活動の質を維持・向上させるための工夫が始まりました。
なお、定期テスト前は原則として部活動はお休みとなります。



都立中高一貫校の部活動は強いのかしら?
都立中高一貫校の場合、概ねどの学校も1学年の定員は、男女合わせて約160名のため、私立校に比べると、団体競技では「選手層の厚さ」が出にくい傾向があります。
このような背景から、「団体競技で全国大会やインターハイを目指したい!」という明確な目標がある場合は、部活動に力を入れている私立校を選ぶ方が現実的かもしれません。
一方で、個人競技に取り組む生徒は、学校の部活動に加えて、個人的にスクールなどに通ったり、保護者が指導したりと、学校以外のサポートを受けながら競技力を高めているケースも見られます。
都立中高一貫校の行事・課外活動について
都立中高一貫校に入学して驚いたのが、行事や課外活動の多さです。
学校によって違いはありますが、文化祭や体育祭はもちろん、その学校独自の発表会や企画行事なども盛んにおこなわれています。
これらの行事は、後期課程(高校生)と中学生が一緒になって生徒主体で運営されることが多く、たとえば文化祭の準備では、夏休み中でも学校に通っていました。
なお、課外活動については任意参加ではありますが、都立中高一貫校や一部の私立校でしか参加できない特別なプログラムもあり、



地元の中学だと参加できないので、都立中高一貫校に入学してよかった~
と子どもが喜んでいる事柄の1つになっています。
しかし一方で、「学校行事が多すぎる・・・」と怒ってもいます──。
まとめ
都立中高一貫校では、平日も土曜も何かと忙しく、土曜日も登校することが多いです。
また、土曜日は給食がないため、お弁当の準備が必要なため、親としてはちょっと大変な一面も・・・。
それでも、毎日のように制服姿で元気に出かけていく子どもの背中を見るたびに、



成長したなぁ・・・
と、ふと感慨にふける瞬間があります。