わが家の子どもは、姿勢がとても悪く、漫画「DEATH NOTE」に登場するL(エル)のように背中を丸めて机に向かっていました。
そのためか、30分もすると、

勉強するの疲れちゃった…
とすぐに休憩してしまう始末──。
その時は、イトーキの学習椅子を使っていたのですが、「姿勢を正して!」と声をかけてもなかなか改善せず…。
そこで、自然に背筋が伸びると評判だった「バランス イージー」に椅子を変更してみたところ、姿勢が改善され集中して机に向かえるようになりました。


今回は、わが家の体験をもとに、集中力がアップする「学習椅子(学習チェア)」や「傾斜台」「ブックスタンド」をご紹介します。


正しい姿勢が自然と身につく!バランス イージー
「バランス イージー」は、ヨガの座り方や乗馬の姿勢をヒントに開発された、姿勢矯正に特化した椅子です。
通常の椅子では、上半身と太ももの角度は90度ですが、バランス イージーの場合120度になります。
この角度が理想的なS字カーブの姿勢を保ちやすくし、骨盤や内臓への負担も軽減します。


また、バランス イージーは身長110cmの子どもから180cmの大人まで対応しているので長く使えます(※ただし、座面が大きくないので、80kg以上の人は無理かも・・・)。



家族みんなで使えるわね。
バランス イージーを使うことのメリット
バランスイージーを使うことの最大のメリットは、自然と正しい姿勢が身につくことです。
また、正しい姿勢を保つことによって、呼吸や血流が良くなり、自然と集中力が持続しやすくなると思います。
そして、正しい姿勢が身につけば、学校の授業や学習塾でも集中できるようになるはずです。
わたしは、「地頭の良さ≒集中力」だと思っているので、集中力がアップすれば、自然と学力もアップすると考えています。
バランス イージーのデメリット
実際に使用してみるとわかりますが、4〜5時間座っていると、かなり疲れます(※これは一般的な学習椅子でも同様ですが…)。
たとえば、10万円を超えるハーマンミラーやエルゴヒューマンといった高級オフィスチェアと比較すると、快適性の違いがわかります。
つまり、バランス イージーは「楽に座れる椅子」ではなく、「正しい姿勢を保つための椅子」なのです。
そのため、1日中座るような仕事用チェア(1日8時間以上を勉強する椅子)としては、やや不向きだと思います。
また、高さ(膝パッドの位置)の調整は、手でネジを外して再装着する必要があり、ガス圧式チェアのようにワンタッチで調整することはできません。
とはいえ、正しい姿勢で勉強する習慣を身につけることができる素晴しい商品だと思います。



“正しい姿勢”は一生の財産です。


なお、1万円前後の類似品とは、座り心地(骨盤がハマる感触)が全く違うので、ご注意を!
天板の角度がカギ!傾斜台で「前かがみ姿勢」を防ぐ
椅子のバランスイージーと一緒に使いたいのが、傾斜台(学習台)の「イージー ライティング ボード」です。
これを使うと、天板に10度の傾斜が付くので、目線が上がり、背中が丸まるのを防ぐことができます。


また、持ち運びができるので、ある時は学習机で使用して、ある時はリビングで使用するといった使い方もできます。
そして、椅子のバランス イージーと組み合わせて使うことで、腰や背中に負担をかけずに楽な姿勢で書くことができるので、安定した姿勢で勉強することができます。
なお、ライティングボードは安価な類似品も多いので、傾斜台(学習台)を選ぶ際には、以下のポイントを参考にしてください。
- 傾斜角度は10度が基本
- 天板が厚く重いこと(軽いとズレます)
- 木材の質(アクリル板のような素材は滑る)



結論としては、イージー ライティング ボード一択!




目線の高さに合わせて読める!クランプ式ブックスタンド
漢字の書き取りや音読、動画学習などに便利なのが「ブックスタンド」です。
ブックスタンドを使えば、参考書や問題集を目線の高さに近づけることができ、自然と姿勢が安定します。



画像のようなタイプは、デスクの天板にクランプで固定するため、机の上を広く使えるのが魅力です。




まとめ|学習環境を変えれば、姿勢も集中力も変わる
姿勢を改善するために、わが家ではバランスチェア・傾斜台・ブックスタンドを導入しました。
その結果、子どもが自然と良い姿勢で集中して勉強する時間が増えました。
「姿勢の悪さが気になる」「集中力が続かない」と感じている方は、ぜひ一度、学習環境を見直してみてください。



道具を変えるだけで、勉強の質が大きく変わるかもしれません。