比較的、算数が得意だった子どもは、平均して偏差値が60前後(enaや全国小学生統一テストなど)あったものの、図形問題がメインの模試だと50台前半までになることも──。

適性検査Ⅱで、図形問題がメインだとまずいな・・・・・・
と思い購入したのが、学研の“立方体の切断の攻略”です。
この参考書の特長は、「立方体の切断面」を目で見て体感できる教材が付属していることです。



Amazonでは中身の一部が立ち読みできます。


対象:小学5年生~
- 中学受験を視野に入れている
- 立方体の切断面をビジュアルで確かめたい
- 中学受験の図形問題に苦手意識がある
難易度・目的



なお、2025年に新シリーズ「展開図の攻略」も出版されました!


立方体の切断面となるすべての図形13個を視覚化!
この参考書の大きな特長は、「立方体の切断面」を目で見て体感できる教材が付属していることです。
透明なプラスチック製の立方体ケース(上面が開いている)を組み立て、そこに厚紙で作られた13種類の図形(正方形・長方形・三角形・台形・ひし形・五角形など)を差し込んでいきます。
この図形カードが切断面になっており、実際に立体を切ったときの“形の変化”を視覚的に理解できます。


わが家の子どもも、



これ、すごいね!めっちゃ分かる!
と喜んでいました。おかげで苦手意識のあった図形問題も少し克服できました。
『立方体の切断の攻略』を使う際のポイント
幼児~小学生向けの教材の販売経験と、実際にこの参考書をを使った経験から、『立方体の切断の攻略』の取り組み方のポイントをお伝えします。
YouTubeの神授業でイメージを掴もう
この教材とは直接関係ありませんが、YouTubeの「数学・英語のトリセツ!」チャンネルで、立方体の切断に関するわかりやすい解説動画が公開されています。
まずは、その動画を視聴しながら、「立方体の切断の攻略」の教材を使って実際に手を動かし、立体のイメージをつかんでみましょう。
【中学受験テクニック】立方体の切断トレーニング
理解が深まったら、問題に取り組んでいくと効果的です。
回答欄はコピーして使おう
この参考書は繰り返しやるものなので、直接書き込まず問題はコピーして使いましょう。
なお、中学受験をされるのであれば、A3対応の家庭用のコピー機はマストアイテムかなと思います。


問題の内容(レベル)は、簡単なものから、開成、灘中、桜蔭中学校などの最難関校の過去問まで掲載されています。



ただ、要点のみの解説なので、難問に関しては塾講師や保護者のフォローが必要かもしれません。
なお、わが家では、子どもが理解できなかった解説は、スキルマーケットの「ココナラ」でさらに詳細な解説を作ってもらっていました。
問題の内容にもよると思いますが、わが家の場合は1問(小問含む)1,000円で作成してもらっていたので、凄く助かりました。



中学受験をされるすべてのご家庭にオススメの参考書です!
ステップアップとして「図形プリント」も!
「立方体の切断の攻略」は問題数が少ないこともあり、立体図形の力をさらに強化したい場合には「図形プリント(陰山英男の完全習熟シリーズ)」がおすすめです。
この問題集は、中学受験で頻出の図形問題を幅広く網羅しており、解説も丁寧で理解が深まると思います。



ただし、中学受験レベルの内容のため、基礎ができてないお子さんには難しいのでご注意を!





陰山英男さんは、“100ます計算”を世間に広めた先生ね。

